「お前、本当に仕事辞めるの?」
これまで何度も頭の中でシミュレーションしてきた質問だったが、実際に会社の上司に聞かれた瞬間、心臓のドキドキが収まらなかった。
「はい、辞めます…」
震える声で答えて電話を切った時、僕の心は早くもサラリーマンから解放された
次の仕事なんて決まってはいない。もうサラリーをもらうマンではないのだ! よく言えばフリーランス、悪く言えばニート!
そして、言いようもない開放感を得た
それはまるで、露天風呂でハダカで仁王立ちした時と同じような、社会に対する開放感と背徳感、そしてちょっとした不安が入り混じった不思議な感覚だった。
33歳で裸一貫フリーランス
僕は33歳の男で、秋田県に家族4人で暮らしている。
2023年の1月に会社員を辞め、フリーランスとして新たな道を歩み始めた。フリーランスへの転身を決意した理由は、妻の体調が悪くなったことと仕事が多忙で家族と過ごす時間がほとんど取ることができなかったことが主な要因だ。
仕事を辞めることを決定づけたのは、仕事で出会った秋田のマタギの生き方に心惹かれたからだ。
(マタギ発祥の地の阿仁マタギたち)
マタギとは、東北地方の山々で狩猟を営む猟師たちのことで、長い歴史の中で独自の文化を築いてきた。しかし、現代の生活様式により、その伝統は急速に失われつつある。
”狩猟をしながら動物や人間との共存を尊重し、自然は山の神からの授かり物と感謝する”
大学時代に山岳部に入っていた僕は、マタギの生き方に心から魅了されたのだ。
マタギを扱った資料や映像は数あるものの、自分自身がマタギから狩猟技術を学ぶことで、実体験として貴重なマタギ文化を次世代へ記録する役割を果たせのではないかと思い、マタギの元で修行する決意した。
家族を支えるための奮闘
ただ、フリーランスとして安定した収入を得るのは容易ではない。
マタギとしての知識や技術を磨くだけでなく、ブログを書いたりYouTubeに動画を投稿することで、家族4人を養う大黒柱として食べていけるように、日々奮闘している。
今回のブログ投稿は、フリーランスになって初めての試みでドキドキしながら投稿している。
これからも、ブログを通して多くの人に素晴らしいマタギ文化を知ってもらい、これからも僕の活動を応援していただけると嬉しいです。これからよろしくお願いいたします!
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